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zoom RSS 小説らしきもの中国版:その48

<<   作成日時 : 2008/09/13 21:34   >>

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しばらくお休みしてましたが、また再開します。読んで下さってた方すみませんでした。

その48:
小説らしきもの中国版:
しかし、このような隣国の状況を周辺国は放置できる訳が無かった。すでに日本は難民騒ぎで少なく無い国家支出を強いられていた。また北朝鮮国連直轄統治領にも数百万を越える難民が
流れ込み、統治領経済を圧迫するのみでなく、北朝鮮復興公社が行ったファイナンスの行方も不透明、韓国製造業からの製品迂回輸出も産業の崩壊で不可、となれば、韓国をこのままの状態で放置できるわけが無かった。しかし、その状況を動かしたのは他ならぬ韓国自身だった。
指揮系統が混乱したまま、部隊ごとの実権を中級将校に握られていた韓国陸軍の一部が北部境界を越え、北朝鮮領域に進撃を開始したのだ。戦術的にはまったく無謀な行動だった。戦術支援どころか、兵站すら覚束ない状態での北進は熱に浮かされた一部の将校の妄想が引き起こしたものだった。彼らは自らの妄想が実世界で無根拠に実現出来ると思い込んでいた。
戦車を伴う連隊規模の北進は北朝鮮国連直轄領に駐留する国連軍に即座に察知された。駐留軍の主体は治安部隊とはいえ、実戦部隊が存在しない訳では無いのだ。米軍、英軍を主体とする国連軍実戦部隊は、直ちに臨戦態勢に入ると同時に、東京、旧米軍横田基地にある国連軍極東司令部に状況を通報した。国連軍極東司令部は、事前協議に基づき、直ちに米第7艦隊の一部を国連軍に編入、東シナ海を遊弋する米原子力空母は航空支援のために朝鮮半島沖に移動を開始した。当座の航空支援は対空支援を自衛隊のF15Jが空中給油を受けながら行い、対地支援は北朝鮮領内に駐留する英軍航空部隊のトーネード攻撃機が行う。空母艦載機もKC-767による空中給油を受ければ支援可能であったが、その出撃は事態の推移を見てから、という事になった。

越境した韓国軍部隊は、20Kmの非武装地帯を突破、駐留国連軍の阻止陣地に迫っていた。国連軍はこの部隊を撃破する必要は無かった。足止め出来れば、補給の無い部隊など勝手に壊滅する。しかし、そうはならなかった。一部部隊の越境を知った韓国民は、「北の同胞の解放」を叫んで、これに追随しようとしていた。闘争に明け暮れていた政府さえ、この動きに追随する姿勢を見せたのだ。このようなイベントに乗り易い国民性は全く変わっていなかった。
しかし、対日侵攻を企図して南に配備していた兵力を北に展開するには少なからぬ時間が必要だったし、国内情勢は容易な軍の移動が出来るような状況ではなかった。それでも韓国政府は北へその陸戦兵力を向かわせた。その頃、越境した部隊は国連軍阻止陣地の火制区域に入ろうとしていた。これまで、何らの妨害を受けずにここまで進撃してきた韓国軍は意気揚々だった。そして、そのまま、何の警戒も無く火力制圧区域に踏み込んだ。
現代戦における火力制圧は、凶悪という言葉が最も良く似合う。特に十分に準備の時間を与えられた支援重火力のもたらす破壊力は、地域が限定されればされるほど、その凶悪さを増す。
この浮かれ踊った韓国軍が飛び込んだのはそういう地域だった。それまでに何度も警告はあった。航空機や広報装置を利用して国連軍はすぐに非武装地帯から撤退するように勧告していた。しかし、意気高揚した韓国兵士には無駄な警告だったのは間違いない。何をどう言い繕おうが、そこに踏み入ったのは彼らの意思だった。

先鋒部隊が十分に火制区域に踏み込んだ頃、それは始まった。長距離支援火力3個大隊の発する破壊力は凄まじい。各砲一発の評定射は発煙弾だったが、いきなり発煙弾の壁に取り囲まれた韓国兵はうろたえ始めた。しかし、うろたえている時間は無かった。続いて始まった効力射
は、一瞬にして韓国先鋒部隊を消し去った。続いてすでに火制区域に入り込んでいた主力に襲いかかった制圧射撃はおよそ10分ほどだったが、韓国軍は装甲車両を含む連隊のおよそ4割の兵力を僅か10分で失う事になる。大量の装備を遺棄して火制区域外へ撤退した韓国軍に10分前の勢いは消失していた。そして少なからぬ兵が、後方への逃亡を開始していた。
国連軍は再度勧告した。非武装地帯外へ退去するようにと。今度は効果があった。ただし前線に立つ兵士にはだったが。
前線の兵士は、雪崩を打って後退し、後続の部隊に混乱を引き起こした。連隊規模の部隊の進撃ともなれば、その隊列はかなり長い。後方に位置する部隊には前方で何が起きたのか、全く把握していない部隊すらあった。しかし、その部隊も直ぐにそれを知る事になった。国連軍の航空制圧が始まったのだ。飛来したトーネード機は、重点的に装甲火力の殲滅を計った。裸の歩兵には目もくれず、中隊単位で隊列を組む、装甲火力とそれに後続する兵站部隊を徹底的に叩いたのだ。韓国軍には肩撃ち式対空ミサイルだけでなく、対空車両さえあったが、潰乱した前線部隊が引き起こす混乱と、統一された指揮系統が存在しない事から、組織的な対空戦闘を実行出来ず、制限が有るとはいえ、こちらも数は多く無い国連軍対地攻撃機を阻止すべき航空戦力をF-15Jとの制空戦闘に拘束されては、射的の的よりはまし、な程度の対空戦闘を実施するのが精一杯だった。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
連載再開おめでとうございます。

南瞑様の生活に平穏が一日でも早く戻ることを願っています。
がんも
2008/09/15 08:29
連載再開楽しみにしていました。

が。。。現実のほうが奇奇怪怪になりそうです。
蛍石
2008/09/15 16:17
再会をお待ちしていました。

変態新聞は一日も早く謝罪訂正を発信して欲しい物です。
しみしん
2008/09/15 20:55

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